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Shigeon's Blog

ハンベエは兵士の様子を冷やかに観察していた

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ハンベエは兵士の様子を冷やかに観察していた

ハンベエは兵士の様子を冷やかに観察していた。ふと見ると、モルフィネスがこれまた氷のような佇まいで兵士達の様子を窺っていた。ハンベエは再び台座に登った。「王女様の挨拶の後に又何か言うのも間の抜けた感じで、気が引けるんだが。」とハンベエが言うと、兵士達から『確かにその通り、何がしたいのよ。』と冷やかしの声が出た。ハンベエ、苦笑。「姫様が言い忘れた・・・と言うか、高貴なお人柄ゆえ口に出来なかった事が有ってな。姫様に王位への野心はないが、この戦、勝てば褒美は望み放題だ。」「おおー。」現金なもので、兵士達から一斉に歓声が挙がった。飛び上がった奴もいた。ハンベエは、王女エレナの兵士達への挨拶が終わると、明くる日から兵士達に調練を命じた。と同時に、各company formation hong kong中隊長を通じて兵士達に戦術についての改良意見の考究を命じた。ここにも、ハンベエの詐略が有る。兵士達の眼をどうやって戦うかと云う方向に向けさせ、何故戦うかと云う方向に向かわないよう先手を取ったのである。その一方で、王女エレナには兵士達の調練を謁見するよう勧めた。エレナは吹っ切れたように、ハンベエの勧めに従い、金の甲冑を纏い、白馬に跨がって兵士達を見て回った。やっとここまで来た、とハンベエは一息つきたくなったが、慌てて表情を引き締めた。(勝負はこれからだ。だが、その顔に些か精彩が増して来たのは、どうにも隠しきれない事だった。ハンベエに弓部隊の編成を任されたモルフィネスは、手早く三千人を超える兵を纏め、訓練を始めた。同時に、鏃の改良にも手をつけ、短距離用、中距離用、長距離用の三種類を兵士に装備させ、水平射、打ち上げ、打ち下ろし等、仮想戦場に基づいて演習を繰り返した。ハンベエの戦術改良指示も有り、演習の合間には、兵士同士で効果の検証も行わせていた。モルフィネスの訓練はそれまでのタゴゴローム守備軍の訓練を一変させていた。ゴロデリア王国においては、基本的に武技は個人において鍛練するものになっている。その結果、弓部隊の編成等においても、個人の力量により強弓を引く者、そうでない者、マチマチの能力の者が一律に弓兵士として編成されていた。モルフィネスは、まずこの部分から変革に手を付けた。特に弓に秀でた者だけを集め、狙撃専従部隊を作った。その一方、通常の弓兵士には射距離の平準化と一斉射撃の徹底を図った。従来の弓攻撃では、一斉射撃といっても、思い思いに狙いを付けて矢を放つ為、敵の最前列の目立つ標的にのみ矢が集中しがちであった。これをモルフィネスは徹底的に改めさせ、指揮官の指示に従い、一定の面に向かって平均的に矢が散布されるように指導した。小隊単位、中隊単位、大隊単位、そして連隊単位で繰り返し、訓練と成果の検証が行われた。

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